こんにちは。ゆのすけです。
みなさんは、トリミングした水草や、レイアウト変更で不要になった水草をどうしてますか?
差し直し?別水槽に移す?それとも、捨ててる?
捨ててしまった後や、新しい水槽を購入した際に、捨てたことを後悔したことありませんか?
私は、完璧な管理など出来ませんし、水草ストック水槽を持ってないので、何回も後悔したことがあります。
そこでこの記事では、水上葉としてベランダなどで管理する方法について紹介していきます。
水中葉と水上葉の違い
水中と水上ということなる環境ですので、それぞれの環境に適応できるように姿形が変化します。
ただ単に、水中葉が水上に出たら水上葉になる、というようなからくりではありません。
水上に出てしまえば、乾燥や紫外線から自分自身を守る必要があります。
そのため、基本的には水中葉より水上葉の方が葉が厚く、固くなり、色合いも濃くなるものが多いです。
逆に、水上葉が水中葉に変化すると逆の現象が起きます。よって初めて水上葉を水槽で育てた人は「あれ?元気なくなった?」と感じることがあります。
水上葉育成方法について紹介
水中葉と水上葉の簡単な違いをおさらいしたところで、実際に水上葉として育てていく方法について紹介していきます。
準備する物
- 育てたい(水上葉化したい)水草
- 容器
- 土(ホームセンターで売っている培養土)
ざっくり説明すると、容器と土があれば水上栽培は可能です!
水槽で水草を管理するためには、二酸化炭素を添加したり、適切なライト、液肥などが必要になりますが、それらが要らないのです。とても楽です。
それでは、私が今回使用した物について紹介していきます。
育てたい水草
トリミングした水草や、抜いた水草など、あなたが水上栽培したいと思う水草を用意しましょう。
有茎草であれば、茎と葉がついていれば問題なしです。ヘアーグラスや、グロッソスティグマなどは葉の根元と根っこが必要です。
ここで注意点があります。ミクロソリウムやアヌビアスは水上化することはできますが、高湿度を保つ必要があるため、管理が難しいです。
容器
ダイソーで容器を購入してきました。

透明でわりと強度もあるシューズケースを今回は使用します。
容器は正直何でも良いのですが、慣れない内は大きい方が管理が簡単です。
ある程度水を溜めておく必要があるため、小さすぎるとこまめに足し水をしなくてはならなくなります。
土

培養土を使用してみます。
こちらはホームセンターで販売しており、12㍑で税込み437円でした。
ソイルに比べるとメチャクチャ安いですよね。
余っているor使い古したソイルでも全然問題ないです。
もっと安く済ませるのであれば、赤玉土が最も安く購入できると思います。でも、こちらはほとんど栄養分がないため、液肥を足すなど工夫が必要です。
作り方紹介
ざっくり説明すると、容器と土があれば水上栽培は可能です!と上記で述べました。
その通りで、手順は非常に簡単です。
- 容器に排水用の穴を開ける
- 容器に土を入れる
- 土が十分に浸かるくらい水を入れる
- 水草を植える
それぞれ順に説明していきます。といっても、簡単すぎて説明は不要かもしれません。
容器に排水用の穴を開ける

この行程ですが、雨水が直接入らない場所に置く場合は必要ありません。
屋根が無い場所に置く方もいると思うので、説明します。
なぜ穴を開ける必要があるかというと、容器の縁いっぱいまで水がたまると、草が完全に水中に入ってしまいます。
せっかく水上葉として育てているのに、完全に浸かっているのであれば水中栽培しているのと同じです。
今回は土を4㎝入れ、土上3㎝ほど水を溜めようと考えていますので、容器の底から7㎝のところにドリルで穴を開けました。

使用したのはこちらの電動ドライバーです。

流木同士をネジで固定するパワーがありますし、2×4材などのSPF材にも穴を開けるくらいはできます。家具の組立もあっという間に出来ます。
1台あれば意外と重宝しますよ。
容器に土を入れ、水を張る
特に解説はありません。土を入れ、水を張るだけです。


ここで問題が!この土、沈みません!水分を含んでしまい、沼のような状態になってしまいました。
多分上手くいくので、このままこの土を使用したいと思います。
植栽
植栽は水中と違い、メチャクチャ楽です。
当然ですが、上手く植えることが出来なくても浮いてくることがありません。
植栽というか、有茎草なんかは土の上に置くだけでいいくらい適当でいいです。

ロタラ系です。
2~3㎝にカットし、先っぽが出る程度に差し込むだけです。丁寧にしてみました。

ヘアーグラス(奥がノーマル、手前がショート)です。

こちらはわかりにくいですが、調子の余り良くないニューラージパールグラス(手前)と、エビちゃん達が何度も引っこ抜いてくれたハイグロフィラ ピンナティフィダ(奥)です。
水上葉育成のまとめ
いかがだったでしょうか。
セッティングまでは簡単ですし、費用も安く済みます。
普通に水中で水草を育成しようとすると、二酸化炭素キットが1万円程度、LEDライトで5,000~10,000円程度、液肥は入れる種類や量により変動がありますし、量を間違えると苔だらけになり、管理が大変です。
私が使用した道具は、100円の容器と土代も100円程度です。あとは水道水を入れるだけ。
二酸化炭素は空気中に普通に存在しますし、太陽光があるため、土が乾燥しないように適度に水を足せばいいだけです。
注意する点としては、気温だけです。
春から秋までは屋外の気温で問題ないですが、冬場は屋内の窓辺で管理することだけ気をつけてください。
水上展開しだすと、爆殖します。
お気に入りの容器に移し替えてもよし、新しく立ち上げた水槽に植えてもよし、メ○○リなどで販売してもよし(私はやってません)。
挑戦したことが無い方は、ぜひ挑戦してみてください。
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