我が家の水槽の水質は大丈夫?テストしてみよう

水槽管理

こんにちは、ゆのすけです。

我が家のメイン水槽からなにやら怪しい匂いが漂ってきている。

苔臭いというか、青臭いというか。

すると急に気になり始めたんですよね。

「水質は大丈夫なのか!?」と。

  • 見た目:透明
  • 匂い:苔臭く、青臭い
  • 味:不明。
  • 生体:死んだりしておらず、餌も元気よく食べるし、問題なさそう

テストキットを使って水質チェックをしたことがなかったので、pHとか、汚れの指標である亜硝酸塩とかの数値がどうなっているのか皆目見当が付きません。

誰も死んでないからいいや、と今まで計測してきませんでしたが、お店でテストキットが目にとまったので購入してみることに。

さあ、我が家の水槽の水質はどうなんだ!?

ってことで計測方法や結果を照会していきます。

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なぜ水質をチェックする必要があるのか

水質をチェックする最大の理由は、「客観的な指標になる」からです。

当然と言えば当然です。見た目では水質なんて分かりっこないです。

生体はある程度の水質の変化に対応することが出来て、その変化のスピードが遅ければ遅いほど順応していきます。

大量の水替えや、他の水槽への水合わせ無しでの引っ越しでは、急激な水質変化が起こるため、ショック状態となり最悪死んでしまいます。

イメージとしてはこんな感じです。

今現在の汚れやpHの値をお魚がいる値だとします。

黒線のように、徐々に上昇するのであれば、順応していきます。

しかし、赤線のように上昇したり、緑線のように下降したりすると、生体や水草は急激な変化にビックリして状態が悪くなってしまいます。

つまり、今現在生体や水草が死んだり枯れたりしていなくても、気付かぬうちに水質が変化している可能性があるわけです。

生体や水草には、それぞれ適切に過ごすことが出来る水質の範囲があります。

徐々に慣れているから死んだり枯れたりしていないだけで、実は限界ギリギリまできている、なんてこともあるわけです。

なので、定期的に水質チェックすることは非常に大切なことです。

チェックする水質の成分とは?

チャックすべき代表的な成分は以下になります。

  • pH:ペーハー
  • KH:炭酸塩硬度
  • GH:総硬度
  • NO2:亜硝酸塩
  • NO3:硝酸塩
  • Cl2:塩素

それぞれ何を意味するのか、見ていきましょう。

pH:ペーハー

酸性・アルカリ性の程度を表す物理量のことです。

pHが7より小さいときは酸性、7より大きいときはアルカリ性、7付近のときは中性となります。

生体によって適した値が違うため、どんなお魚や水草を飼育したいかによって変わってきます。

水槽を維持していくと、使う石の種類や量、底床の種類(砂利やソイルなど)、流木の量、二酸化炭素の添加量などで徐々に変化していきます。

KH:炭酸塩硬度

水質にデリケートなお魚(ディスカス)や海水水槽では非常に重要な成分ですが、水草水槽ではあまり気にする必要はないでしょう。

ざっくり説明すると、pHが下がらないような働きをどれくらいする水質か(緩衝力がどれくらい強いか)という指標です。

つまり、
kh値が高い→phが下がりにくい水質
kh値が低い→phが下がりやすい水質

という関係になっています。

GH:総硬度

カルシウムイオンとマグネシウムイオンの総量のことです。

この数値が高いと「硬水」、低いと「軟水」と呼ばれます。日本の水道水は「軟水」です。

硬度が高くなると、pHが上昇します。淡水のお魚や水草は弱酸性

水草によって、育ちやすい硬度が存在します。現状、流通している水草が好むのはph値が低い(弱酸性)の水となりますが、一般的には「高度が高い=ph値が高い」となるので、硬度が高いと、流通している水草にとっては好ましい環境ではありません。

NO2–:亜硝酸塩  NO3−:硝酸塩

これら2つは、いわゆる汚れの指標です。

魚の糞、食べ残した餌、枯れ葉やお魚の死骸などの有機物は微生物によって分解され、アンモニアが発生します。

アンモニアは非常に有毒な成分で、バクテリアによって「亜硝酸塩」に分解されます。

アンモニアよりは毒性は低いですが、まだまだ有毒な成分です。

さらに、別のバクテリア達によって硝酸塩へと分解されます。ここまでくれはほとんど無害な物質です。

Cl2:塩素

水道水に含まれている、水の中の病原菌を殺すための成分です。

各家庭に安全な水を供給するために必要な成分ですが、お魚たちにとっては有害でしかありません。

お魚のエラを傷つけ、エラを傷つけられたお魚は生きていられません。

さらに、アンモニアを無害の物質に変えてくれるバクテリア達も死滅させてしまうので、必ず水替えの時には塩素を除去しましょう。

さあ、検査をしてみよう

使用したのはTetraの「Test 6 in 1」です。

上記であげた6つの成分を同時に測定することが出来ます。

使い方はメチャクチャ簡単!ただ水槽の中に試験紙を浸けて、色を見比べるだけ。

テトラ公式のアプリが出てますので、このアプリで試験紙を撮影すると各成分を数値化してくれるのでさらに楽ですよ。↓こんな感じででます。

テトラ アクアティクス

 

テトラ アクアティクス
開発元:Tetra GmbH
無料
posted withアプリーチ

検査結果から考えられること

硝酸塩

よしよし!

亜硝酸塩

硝酸塩でよしよし!って言ったのに、全然よしじゃない!

つまり、亜硝酸塩が検出されて、硝酸塩が検出されていないって事は、アンモニアを毒性の低い硝酸塩に分解できていないってこと?

なんとかしないと!

総硬度

石は少ないし、流木やソイルを入れてるからかな?

炭酸塩硬度

これは別に気にしない。

pH

ぎりぎり範囲内。

塩素

ちゃんとテトラの塩素除去剤使ってますから。検出されてたら違うメーカー使います。

二酸化炭素

この数値は謎です。1.5滴/1秒で添加しているので、0じゃないと思うんだが。

水質チェックまとめ

初めて水質チェックしました。

今までは急激に生体がダメになることを経験したことがなかったので、水質にはあんまり関心が無かったんですが、やってみてよかったです。

匂いや苔が出ている原因は、濾過バクテリアが十分に育っておらず、アンモニアを水草が吸収してくれる硝酸鉛の形に分解できていなかったからかな?

これからも定期的に水質チェックしないと分からないことがあるので、チェックしていこうと思いました。

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